グレードで見る高血圧の対策

昔は正常な血圧の値とされるのは拡張期が90未満で収縮期が140未満の状態を指し、逆に高血圧とされる値は収縮期95以上で拡張期が160以上の血圧を指し、その中間の値である収縮期が90から94までで拡張期が140から159の血圧は境界型高血圧と呼ばれていました。
しかしその後の研究から、実はもう少し低い状態の血圧に保った方が心臓病や脳卒中などの合併症を起こしにくい事が判明し、それらの研究結果を踏まえて、対策を立て易い目安として、WHO(世界保健機関)とISH(国債高血圧学会)が共同で高血圧のための新しい治療用ガイドラインを作り上げました。
このガイドラインではそれまでの物よりも降圧の目標が低く設定されています。
例えばこのガイドラインで正常とされる値は拡張期が85未満で収縮期が80未満よされています。
そして正常値の少し低い値で拡張期80未満、収縮期120未満を理想的な値、正常値より少し高い値、拡張期85から89、収縮期130から139の状態を正常高値と分類するようになりました。
正常値であればこれより高い状態が続くと合併症を起こす可能性が高く、何かしらの対策が必要になってくる事を表し、正常高値は高齢者であればこのくらいの値を正常として扱っても良いという目安としています。
高いとされる値もこれまでの物より細かく分類されるようになりました。
拡張期が90から99で収縮期が140から159のものをグレード1とし、もっとも対策が必要とされる初期段階とし、
そこから拡張90~94で収縮140~149のサブグループ、拡張100~109で収縮160~179のグレード2、拡張110以上で収縮180以上のグレード3となり、これらはその時々で治療法や投与される薬物が変わる目安とされています。

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