勃起不全(ED)について
男性不妊症の中でも、意外と多くなってきているのが勃起不全(インポテンツやEDなど)です。精子や性器には目立った異常がないけれど、行為のときに勃起できないという性交障害になります。また、このようなインポテンツの原因としては、ストレスなどの心因性の場合が多いので、心のケアがもっとも有効な治療法となってきます。
もし、病院を選ばれるときには、インポテンツ(ED)治療に力を入れている泌尿器科や心療内科・神経科などに相談をすることをお勧めします。また、インポテンツであっても精子や身体的に異常がないのであれば、人工授精などによって妊娠することもできます。
インポテンツやEDの原因
インポテンツやEDなどの勃起不全の原因については、生活環境や心理的なストレスなどの様々な要素が考えられ、そして、それらの原因が複雑に絡み合って勃起機能に障害が出ている可能性があります。
◆ 機能性の勃起不全
勃起機能障害の原因の一つに、機能性勃起障害があります。この機能性勃起障害とは、自分ひとりの場合などには、普通に勃起して何ら問題がないのですが、いざ性交するときに限って勃起できないというデリケートな勃起障害です。この原因としては、精神病や薬剤の使用などが原因になっている場合もあれば、心の問題である心因性のものまであります。
◆ 器質性の勃起不全
この器質性勃起不全というのは、おもに病気やケガなどが原因となって勃起障害になっている状態を言います。そして、病気による勃起不全として一般的に知られているのが、糖尿病による勃起不全です。糖尿病をお持ちの方の3割から5割の方が、インポテンツやEDなどを合併していると言われています。
◆ 心因性の勃起不全
この心因性の勃起不全というは、すべての勃起不全の原因の中でも、非常に大きな割合をしめています。まず、この心因性勃起不全の原因としては、仕事や家庭内環境、生活環境などの外部環境によるストレスの他に、夫婦の相性があまり良くないなどの心理的なストレスが多く、このような原因が複雑に絡んで勃起不全となっていることが多いです。
ちょっとした雑学 (勃起の仕組み)
ちょっと一息入れまして、こちらでは、男性の勃起のメカニズムについてお話したいと思います。まず、勃起するためには、外部や内部からの刺激が必要です。この刺激が、副交感神経から勃起中枢神経へと運ばれていきます。
そうすると、一酸化窒素という血管拡張物質が多量に分泌され始めて、それが性器内の血管が広がっていくとともに、海綿体と言う部分に血液が集まって来ます。その結果として、海綿体の静脈が圧迫されて充血状態となり、俗に言う勃起状態となります。
また、勃起するためには副交感神経による刺激の伝達が欠かせません。そのため、仕事や対人関係などでストレスがある場合には、この副交感神経がうまく働かずに勃起障害となる場合もあります。自分なりのストレス解消法を身につけましょうね。
