黄体機能不全の原因について
まず初めに、黄体と呼ばれる器官についてですが、この黄体というのは、卵巣にある卵胞が排卵した後に変化してできる器官です。そして、この黄体の働きについてですが、受精卵の着床や妊娠を維持するために、黄体ホルモンの一種であるプロゲステロンを分泌するという大事な役割をもっています。
また、卵胞が黄体になるなどの卵巣機能の調整については、 間脳視床下部 や 脳下垂体 といった器官がコントロールしています。これらの器官がコントロールしているおかげで、生理のサイクルにあわせて適切なホルモンが分泌さるのです。
もし、そのような重要な役割を持っている視床下部や脳下垂体の機能に異常が発生してしまうと、当然ながら、ホルモンの正常な分泌が行われずに、体内のホルモンバランスが乱れて来ます。そして、その影響が黄体にまで及んでしまうと、うまく黄体になれない、完全に機能しないなどの黄体機能不全となってしまう事があります。
また、間脳視床下部や脳下垂体に問題がない場合でも、卵巣自体にトラブルが起こっている場合には、卵胞から黄体への変化が十分に出来ない事もあります。このような状況も、黄体機能不全の一因となってしまいます。
黄体機能不全の症状
黄体機能不全になりますと、黄体から分泌される黄体ホルモンの一種である プロゲステロン の分泌量が減少してしまいます。そのため、この黄体ホルモンによって刺激を受ける子宮内膜が十分に成長しないなどの症状が起こりますので、運よく卵子が受精しても、受精卵が着床しないなどの不妊の原因となってしまいます。
● 黄体機能不全の見分け方
黄体機能不全かどうかを見分けるためには、基礎体温表をつけられていることが手がかりとなります。基礎体温表をつけられて、高温期が10日以内で終わったり、高温期・低温期の体温の差が、平均で0,3度ほどしかないといった場合には黄体機能不全が疑われます。そのような場合には、病院できちんとした検査を受けてみましょう。
黄体機能不全の検査
黄体昨日の検査としては、まず、プロゲステロンの分泌が正常かどうかを調べます。そのため、黄体期の時期に血液検査を行って、血中にあるプロゲステロンの量を測定します。この測定結果が一定値未満だった場合には、黄体機能不全である可能性が高くなってきますので、さらに詳しく検査するために、子宮内膜の組織検査を行うことがあります。
