不妊の原因にもなる性病
性病や性感染症は、体の健康を害してしまうだけでなく、不妊の原因となってしまうこともあります。また、もし女性が妊娠していることに気づかずに、性病に感染してしまうような事があれば、お腹の中にいる大事な赤ちゃんにまで感染してしまうこともあります。
また、性病の中でも、梅毒と淋病という種類については、悪化してしまうと妊娠するための能力まで失ってしまうこともありますので、十分な注意が必要です。
● 梅毒
この梅毒という性病に感染しますと、しこりや潰瘍などができる事があります。そして、感染期間が長期に及んでしまうと、皮膚に赤い斑点が出来てきます。また、ここまで悪化してきますと、眼や心臓、神経にまで梅毒が広がってしまう可能性がありますので、出来る限り早めに治療してしまいましょう。
もし、万が一にも梅毒の感染に気づかずに妊娠してしまうと、母胎内の胎児まで感染してしまう恐れがあります。もし、そうなってしまったら、せっかく無事に出産しても、胎児が奇形を起こしている場合がありますので、十分に注意しましょう。
梅毒の治療
この梅毒の潜伏期間は3〜4週間ほどで、その検査方法としては血液検査が一般的となっています。また、梅毒になっていたとしても、早期に発見することができれば、抗生剤の投与によって、比較的に短期間で治療することが出来ます。
● 淋病
男性が淋病に感染した場合では、排尿痛が起こったり、尿道から膿が出てくることがあります。また、治療が遅れて悪化してくると、前立腺で炎症が起こったり、精巣上体炎となってしまい、悪化の程度によっては精子に障害が起きてしまう可能性があります。
また、女性が感染した場合についてですが、女性の場合ですと、自覚症状があまりなく発見が遅れてしまうこともあります。また、生理のときに注意深く観察しますと、おりものに膿のようなものが混じっていることがあります。もし、淋病の発見が遅れて悪化してしまうと、卵管狭窄を起こしてしまいますので、不妊の原因にもなってしまいます。
淋病の治療
淋病の潜伏期間は2〜9日ほどで、治療法としては、おもにペニシリン系の抗生物質が使用されます。ただ、淋病の中には、厄介なことに抗生物質に耐性を持っていて、治りづらいものもあるようです。
● クラミジア感染症
男性がクラミジアに感染している場合では、排尿時の排尿痛や痒み、膿が出るなどの症状が現れます。また、病状が悪化して来ますと、慢性前立腺炎や精巣上体炎を起こす可能性があり、精子障害の原因にもなってしまいますので注意が必要です。
また、女性が発病した場合ですが、女性の場合は自覚症状があまりありません。そのため、発見が遅れてしまったり、悪化してから見つかることもあります。また、病状が悪化して来ますと、子宮頚管炎・卵管炎や卵管狭窄を引き起こす事があります。もし、感染に気づかずに妊娠してしまうと、赤ちゃんにまで感染してしまう可能性があります。
クラミジアの治療
クラミジアの潜伏期間は、1〜3週間ほどです。また、このクラミジアについても、おもに抗生物質を使用して治療します。ただ、このクラミジア感染症は、他の性病と比べますと、再発・慢性化しやすい病気ですので注意が必要です。
● 性器ヘルペスウイルス感染症
この性器ヘルペスウイルスというのは非常に厄介な病気で、これに感染してしまいしますと、患部に水泡や潰瘍などができてきます。そして、この潰瘍が破れてしまうと、非常に激しい痛みが起こりますので注意が必要です。
また、妊娠中に感染しますと、産道で赤ちゃんにまで感染してしまうことがあります。これを新生児ヘルペス感染症と言います。そして、この新生児ヘルペス感染症については、驚くことに死亡率が8割近くもありますので、妊娠中は絶対に感染しないように、十分な注意が必要となってきます。
性器ヘルペスウイルスの治療
この性器ヘルペスウイルス感染症の潜伏期間は2〜10日ほどで、抗生物質を使用して治療します。ただ、性器ヘルペスウイルスについては、現代の医学でも完治することが難しいため、再発の危険性が高いです。
