着床障害について
着床障害についてですが、これは妊娠を望まれる方には意外な難関となってきます。まず、妊娠するためには、精子と卵子が出会って受精卵となる必要があります。そして、その受精卵は子宮まで移動していき、子宮内膜に着床して、そこで成長していきます。
そして、この着床障害と言うのは、めでたく受精卵となって子宮まで移動したけれど、子宮内膜に着床できないという状態です。また、子宮内膜に着床できなければ、その後の受精卵の成長にはかなりの障害となりますので、不妊の原因となってしまいます。
着床障害の原因
この着床障害というのは、受精卵が子宮内膜に着床できない症状をまとめて言う場合が多いため、着床障害となっている原因についても様々なことが考えられます。
また、妊娠の過程における受精卵の着床の仕組みについては、現在でも、はっきりしたことは分かっておりません。そのため、着床障害の治療については、その原因となるものを順に治療していくことが多いようです。
● 黄体機能不全
卵子を包んでいる卵胞は、卵子を排卵した後に黄体という器官に変化して、プロゲステロンという黄体ホルモンを分泌します。そして、このプロゲステロンというホルモンは、子宮内膜が妊娠に適した状態になるように働きかけてくれます。
そのため、黄体機能不全などによって、黄体ホルモンであるプロゲステロンの分泌が正常に行われなかった場合には、子宮内膜の準備も不十分となってしまい、着床障害へと繋がってしまう可能性があります。
● 子宮筋腫
この子宮筋腫というのは、子宮内部や子宮の筋層に、良性の腫瘍ができるという病気です。ただ、すべての子宮筋腫が着床障害の原因となってしまうわけではありません。着床障害の原因となるかどうかは、腫瘍ができた場所や大きさによって変わって来ます。
例えば、粘膜下筋腫という子宮内腔に突き出すように出来ている腫瘍や、筋腫が大きくなりすぎて卵管などを圧迫しているような場合などが、着床障害の原因となってきます。
● 子宮奇形
この子宮奇形と言うのは、子宮の形が変形していたり、子宮が二つあるなどの状態のことを言います。このような子宮奇形の症状がありますと、子宮内が狭くなっている場合が多いために受精卵が着床しづらくなり、着床障害の原因となってしまいます。また、子宮奇形の場合では、着床障害に限らず流産の危険性も高まってきます。
